電気料金こそ、定期的な見直しを

燃料価格の高騰や国際情勢の変化で、電気料金が高止まりする状況が続いています。

電力自由化以降料金メニューが広がり、新電力だけでなく既存の電力事業者であっても料金プランが幅広く設定される中、いわゆる『規制分野の料金メニュー(旧来からのプラン)』の方がオトクになるパターンもあるので、メンテナンスを兼ねて定期的に確認してみましょう。

そもそも、新電力がいいのか、どうなのか

ひとり暮らしを始めるにあたって、電気やガスといったインフラは必ず必要なもの。

賃貸物件によっては、管理会社の指定新電力業者を選ぶように指示されるという場合もあるようで、賃貸物件に絡んだ電力会社のトラブルというのも結構みられるようです。

大家/管理会社から電力会社の切り替えを要求・強制された場合の対処法 (power-hikaku.info)

幸い、私の選んだ物件の管理会社は『おすすめの電力会社』という案内はあったものの、無茶な勧誘はなかったのでこのようなトラブルと無縁だったのはラッキーだったのかもしれません。

 もちろん、様々な新電力事業者から選ぶ、という選択肢もあったものの、地域や気候、その人のライフスタイルによって電気の使用量というのは大きく変わるので、どの事業者が安い、イイ、というのが一概には言えないのが難しいところでした。私は『ケチ』なほうだと自認していますが、さすがに電気料金だけは予測が難しいので、検討の結果関西電力で電気とガスのセットプラン(なっトクパック)に申し込みました。

電気とガスのセットプランがオトクにならない事案

電気は関西電力、ガスは大阪ガスで申し込む、という選択肢ももちろんありましたが、電気とガスのセットプランならガス料金が大阪ガスより3%安くなる、というのがシンプルでわかりやすかったので入居当初はセットプランに申し込みました。

しかし、2022年初頭からのウクライナ情勢の悪化など、発電時の燃料費が高騰する状況が続き、それに比例して電気料金として請求される金額の内訳にある「燃料費調整額」も上昇の一途を辿っていました。私自身は2022年の秋ごろ、電気代がエラく高い謎、というテーマのYouTube動画を見ていて、初めて燃料費調整額が滅茶苦茶上がっていることに気が付き、慌てて料金プランを変更した記憶があります。

関西電力の料金メニューにも、規制料金とそれ以外のメニューがある

燃料費調整額というのは以前からある仕組みのようですが、家庭向けの「従量電灯A」など旧来からの料金メニューは規制分野の料金メニューとされ、燃料費調整額に上限がある一方、なっトクでんき(ガスとのセットメニュー)や、はぴeプラン(オール電化住宅向け※新規加入は不可)などは燃料費調整額に上限がないため、今回のような事態が起こった時にモロに影響を食らってしまいました。なお、2024年1月現在は、料金メニューのページにも赤字で記載してあります。

燃料費調整額は相変わらず高止まりの状況が続きます。

しばらくは「規制料金メニュー」を選ぶのが無難なような感じです。

従量電灯Aへのプラン変更は電話でしかできない場合も

なお、関西電力の場合2022年当時は規制料金→なっトクでんきへの変更はWEB上でも申し込みできたものの、逆に従量電灯Aへの変更は電話でしかできませんでした。

音声ガイダンスのご案内│関西電力 個人のお客さま (kepco.jp)

住所氏名などの個人情報は当たり前として、クレジット引き落としの場合、引き落としのカード番号の下4桁まで聞かれて驚いた覚えがあります。

ただ、燃料費調整額が高いので従量電灯Aに変更したい、と申し出たところ手続きはスムーズでした。即日適用ではなく、次回検針日以降の変更になる、というのも注意点の一つです。

固定費は定期的な見直しが必要

ケータイ代など、毎月支払う必要のあるものがたくさんある現代。

選択肢が多いだけに、どれがベストなのかはその時の状況によって大きく変わることがあります。今回はたまたま電気料金についてピックアップしましたが、電気やガス以外でも、毎月支払う必要があるものほど定期的な見直しが必要だなぁと実感した出来事でした。

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